2013年07月10日
意思決定に必要な「ものさし」
意思決定に必要な「ものさし」。
意外とこれを考えることはありません。
そもそも存在さえ議論されない。
意見が分かれるとき、その意見、つまり案同士を比較します。
A案がいいのか?
B案がいいのか?
はたまたC案か?
しかし、前提条件で大事なことを忘れていることがあります。
それらの案を比較する基準ははたして同じなのか?
ということ。
ある人はスピードを優先しているかもしれない。
ある人は確実性を優先しているかもしれない。
ひょっとするとハイリスクハイリターンなチャレンジをしたい人もいるかもしれない。
その状況で案自体を比較しても意見が合うはずがありません。
それぞれ違う「ものさし」で見ているのですから。
研修でこのテーマを扱うことがあります。
昨日の研修でもこのテーマを議論しました。
優秀な受講生のみなさんはここにすばらしい気づきを得てくださいました。
「評価基準という『ものさし』の重要性に気づきました」
案を比較するのではなく、評価基準という『ものさし』を話し合う。
そしてその『ものさし』で案を測ると意外なほど、すんなり意思決定できます。
好き嫌いも消すことができます。
おもしろい・・・
Posted by 新名史典(しんみょうふみのり) at 07:34│Comments(0)
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