2012年11月27日
変化をチャンスと捉える
現物を見る。
そのイメージを共有していることって大事だと痛感しています。
写真は先日、マイドームおおさかで行われていた南都銀行の展示会での写真。
京田辺市商工会のプレゼンセミナーのときにお世話になった岩本製作所の
岩本社長が出展されているとの情報をフェイスブックで入手し、近くだったので見に行かせていただきました。
セミナー時にどういう商品を製造されている会社か?ということは伺っていました。
しかし、現物を見ると理解度は全く異なります。
写真は軟質の塩ビ(塩化ビニル)で作られたフードモデル。
いわゆる食品サンプルです。
塩ビというと灰色の塩ビ管のような硬質を想像しますが、軟質のものもあります。
実際にさわるとなんとも心地よいやわらかさ(笑)。
そのぶん、シズル感のある見た目を演出し、食品サンプルとしても良い品質を出すことができていると思いました。
この仕事もお聞きすると顧客との関係、ご要望の中から生まれてきたとのこと。
いろんな変化の中からチャンスをつかむと新たな技術開発、商品開発につながります。
今、苦戦していると言われている製造業も、そのチャンスをつかまれたところは、新たな展開を切り開きます。
私は製造業で、商品開発の責任者をしながらずっと悩んでいました。
「自分はものづくりに向いていないのではないか?」
実に不謹慎ですが。
なぜなら、「物欲」がほとんどないから。
物とコトのどちらにお金を使うか?と言われたら圧倒的にコトにお金を使います。
だからものづくりの人間ではないのでは?
と思っていました。
しかし、今になって感じています。
物ではなく、ものづくりに関わる人が好きなんだと。
その方々の仕事の良さを伝えることを支援したい。
でもそれはものづくりにどっぷり関わったからこそ言えること。
一緒に苦労した経験があるからわかること。
商品開発に関わることは自分にとっては大きなチャレンジでした。
まさに自分への「変化」をチャンスと捉えられた事例だと思っています。
15年前、サラヤ株式会社に入って研修の時に、更家専務(現社長)がおっしゃった言葉を今でも覚えています。
「変化を知り、変化をチャンスと捉え、変化に対応する。」
それがドラッカーの言葉だったと知ったのはずっと後のこと(笑)。
なにせ学生のころの私は経営、マーケティングなんてことには全く興味がありませんでした。
そもそも家に企業に勤めた人間が誰もいないので、向いてないとさえ思っていました。
研究者になる道を断念し、企業に入ると決めても煮え切らない自分にコンプレックスがありました。
その時に聞いた言葉なので、きっとすーっと入ってきたんだと思います。
何がチャンスになるかわからない。
それをどう捉えるかで自分の可能性が決まる。
まさにYW(やってみなわからん!)ですね(笑)
Posted by 新名史典(しんみょうふみのり) at 05:31│Comments(0)
│ブログ
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。