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2011年02月08日

「最悪のケース」を想定しているか?

「最悪のケース」を想定しているか?

今年のNFLスーパーボウルはグリーンベイ・パッカーズ3度目の王者に輝きました
ちなみに今回対戦した、パッカーズ、スティーラーズともに伝統のあるチームですが、そのチーム名はお互いに地域産業を示しています。

スティーラーズはその名のとおり、鉄鋼の町、ピッツバーグ。

パッカーズはなんでしょう?

パックする、すなわち、缶詰ですね。

グリーンベイという小さな町は缶詰業者が多い町、ということでパッカーズ。

日本ではあまりやらないネーミングですが、地域には根ざすわけですね。。


さて、今年のスーパーボウルは、流れが大きく2度傾きました。

前半は完全なパッカーズペース。

後半、それがウソのようにスティーラーズが追い上げ、

ミスをきっかけにこれまたウソのようにパッカーズが流れを引き戻して逃げ切りました。


こういう試合を見ていて、すごいと思うのは、試合途中の「修正」

修正できるから流れが引き戻せる。

それは偶然や運ではないのですね。

きっかけはミスからであっても、ちゃんとした「修正」プランがあるから機能する。


スポーツでもビジネスプレゼンでも途中で修正して流れを変えるのはすごくむつかしい・・・

それは二つの要因からきていると思います。

・走りながら(つまり試合中やプレゼン中に)、そこで起こっている問題を冷静に捉えることが必要

・事前に理想の展開にならなかったときの対策が用意されていることが必要



この2つがないと修正はできないと思います。

これは私が実際に経験した中でも実感(アメフト、プレゼンともに!)。


昔、鬼塚勝也というボクサーがいました。

ルックスもよかったし、世界チャンピオンになったので人気があったのですが、ボクシングスタイルは不評だった。

いつも疑惑の判定と言われた。

(その真実はのちに網膜はく離を隠すためにわざと泥仕合に持ち込んでいた、という衝撃の告白につながるのですが)


しかし、彼がすごいのは、練習中にいつも「最悪のケース」を想定して練習していたということ。

試合中に「こんなはずじゃなかった!」と思わないために。

だから試合中にどんな不利な場面に陥っても、すべて「想定内」の出来事。

ここにプロを感じました。


良い状況だけを想定して練習していると、ノリノリになる。

いい流れで力が発揮できるのは当たり前。

しかし、実践でそうならなかったとき、一気に崩れてしまう・・・

これ、プレゼンでも大いにありえませんか??

そういうシーンをたくさんみてきました。


アゲインストになることも想定した準備ができるかどうか?

今回のパッカーズもスティーラーズも流れをいったんは引き込んだわけですから、これが出来ていたんだと思います。

これぞプロフェッショナル!

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Posted by 新名史典(しんみょうふみのり) at 12:00│Comments(0)情報提供
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