2010年11月02日
ただただ「聴く」こと
昨日は、うちの会社にとって、決算明けのスタートの日でした。
朝から辞令交付があったり、打ち合わせがあったり、バタバタしてました。
お正月もそうですし、4月1日もそうですし、スタートの日の空気というのは何かすがすがしく、気持ちが良いので大好きです。
やはり、人間はどこかでリセットしないと惰性で生きてしまいます。
その初日、いきなりエキサイティングなこともありました!
いや、もとい、エキサイトしたんでした(笑)。
うちは中小企業ですので、大手メーカーや大手商社のOBの方が、早期退職などで入ってこられることがままあります。
これまでの経験上、九分九厘うまくいきません(笑)。
(数人、すごく尊敬でき、人間としてもすごい人ももちろんいます!)
今日は、某超大手メーカーから来た方を一喝してしまいました(笑)。
理由は明確で、ぐちゃぐちゃ文句ばかりで動かないからです。
ある業務のフローが、現状うまくいっていないので、それをどう改善すべきか?
というお話だったのですが、うまくいっていないのですから、それが「何故なのか?」まずはヒアリングすべきだと思います。
しかし、この方は、それはそれはぐちゃらぐちゃら私の横で述べられていました。
すべて「推測」で!
「こうやればいいのに何か問題があるんですかねえ?」
「いっそこうしてしまえばいいんでしょう?誰か困る人がいるんですかねえ?」
「向こうに責任を押し付けて、こっちは離れたほうがいいですよ!」
とまあ、こんな感じでだらだら述べられていました。
何の問題があるのか?
誰が困るのか?
そんなこと聴かなきゃわからんわけですね。
でヒアリングしてください、というと
「じゃあ、ざっとメール流して起きますわ」・・・
えてして、こういう、うまくいっていない時は心理的な問題もあるので、メールではなかなか本当の声は拾えません。
特にルールはあるけど、守れない、というときには心の中に「守ってない」負い目もあるので。
だから行って、膝づめで話をすればよいのです。
ぶっちゃけどんな問題があるのか?
「聴いて」その方の不満や愚痴を引き出していけばよいと思うのですが・・・
ということで、
「ぐちゃぐちゃ言わんと、行って話しきいてこんかい!!!」
と恫喝するハメになるんですねえ。。。
ま、今日は初日なのでパフォーマンスですよ(笑)。
後ろで60名の方が見ているので、立場をはっきりさせておかないと~
とまあそんな日だったわけですが、帰りの電車で先日出版された「踊る保健師」こと、徳永京子さんの本を読んでいたらすばらしいことが書いてありました。
「ただただ話を聴いてくれる人の大切さ」
アドバイスやコメントを無理にしなくても、その人のつらさや悩みに共感し、「聴く」ことに専念する。
すると話している人は、話しているうちに自分の本当の問題や進むべき方向性に気づいてくれる。
まさに今日のシチュエーションにはまると思いました。
フローをうまく守れない部署にいき、なぜなのか?まずは「ただただ聴く」ことからスタートすべきですね・・・
今日はにこやかにいきましょう~!
(自分か・・・笑)
Posted by 新名史典(しんみょうふみのり) at 06:30│Comments(0)
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