2010年10月20日
リーダーとは「決める!」人
昨日、昼食を食べに出た帰り、道端に子猫が2匹、ちょんと並んで座ってました。
まあ、なんてキュート~ と思って写真を撮ったら一匹逃げてしまいました。
なにせ私と、もう一人、織田無道みたいな風貌のやつ(デザイナーなんですが・・・)が、二人してアイフォンをむけて「かわいい~」なんて言ってるんですから・・・
そら逃げるわ。。。
さて、阪神ファンの間では真弓監督是非論がかわされています。
といっても是はなくて非ばかりです・・・
戦略がおかしい、選手起用がおかしい、などなどいろんな要素があります。
もちろんそれにも私も疑問がありますが、もっとも残念なのはリーダーとしての存在感がないこと。。。
だからチーム、組織全体に強さというか、しまりがでない。
リーダーシップについてはそれはそれはいろんな考えがありますし、リーダー像は決して一つではない。
引っ張るタイプがいれば、裏方に徹するタイプもいる。
ただ、どんな形であれ、やはり組織内外に示す「存在感」は放っていないといけないと思っています。
その「存在感」とは何か?
私はここぞというときの「意思決定」だと思っています。
以前、関西経済同友会のサイバー適塾で学ばせてもらっていたときのこと、
関西フィルハーモニーの練習を見に行きました。
私は残念ながら音楽の知識は持っていません。
所詮「のだめ」レベル・・・(笑)
ただ、練習を見ていて、指揮者である藤岡幸夫さんのリーダーシップには感動しました。
(藤岡幸夫公式ファンページ→ http://www.fujioka-sachio-fan.com/ )
練習では衝突や、議論が巻き起こります。
いろんな意見を出させながらも、最後にはコンマス(これも「のだめ」で覚えた・・・笑)と合意して、全員をまとめあげる。
このプロセスはビジネスそのものだ!と思いました。
見学のあと、われわれとの質疑応答の時間をいただき、リーダーシップについて私も質問しました。
その時の藤岡さんのお答えは、
「意見を聞いて、心の中で迷っていることはあっても、いざ指揮台にあがったときには一切の迷いは断ち切り、自分が決めるんだ!ということをメンバーに示さなくてはならない」
ということでした。
当時、意見を聞くことと、統制をとることの狭間で悩んでいた私には、これはまさに「目からウロコ」。
「そうだ、最後はオレが決めるんだ!でいいんだ」と思ったことを強く記憶しています。
プロセスは大事。コンセンサスもネゴも必要。それがないとダメだし、それができる人はたくさんいる。
でも、最後に「オレが決める!」と言える人はなかなかいない。
(誰が決めるんですか?という人はわんさかいる・・)
リーダーにはこれが求められると思います。
悩んで、迷って、人に助けてもらいながらも、最後は「毅然」とふるまう。
そして、その姿勢を「示す」。
(示さないとわからない!)
(その後の飲み会で、藤岡さんのキャラクターの変貌ぶりにも目からウロコでしたが・・・できる男のオンとオフはすごい!)
かくいう私も、11月からの新組織では、ちょっと責任が重くなります。
今一度、この「オレが決める!」根性をすえてやりたいと思います。
真弓監督・・・来年もやるなら、一度、関西フィルハーモニーを見に行ってください・・・(特に練習・・・)
Posted by 新名史典(しんみょうふみのり) at 06:00│Comments(0)
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