リアルプレゼンテーションZen

新名史典(しんみょうふみのり)

2010年07月04日 07:54



昨日は、プレゼン勉強会仲間の大学生の方に誘っていただき、京都大学で行われたガー・レイノルズ先生の講演に行ってきたました。

ガー・レイノルズ先生は、ここでも何度も書いてますし、私も自分のプレゼン手法に大いに活用させていただいているノウハウである、「プレゼンテーションZen」の著者で、現在は関西外国語大学の教授でいらっしゃいます。






行く前からめちゃめちゃ楽しみだったわけですが、本当にユーモアにあふれたすばらしいプレゼンでした!



本の内容はもちろん知っているわけですが、その表現方法、伝える技術、聴き手を巻き込む手法、参考になることが山ほどあります。

特に面白かった(印象深かった)こととして、

●聴き手に質問して発言させるときに、手をあげて発言させるのではなく、自由に叫ばせる!(多くの人が発言できます)

●参加者同士でショートディスカッションをさせる(90秒程度!)→非常に空気が和みます。

●質疑応答はできるだけ講演内で行う。そのほうがリアルタイムで疑問に答えられる。

これは参考になりますねえ♪

それから、もちろん中身にも興味深いことがありました。

●自己紹介を自分の過去の写真を交えながら語る。

●ビルゲイツのプレゼンがどんどん良くなってきた話を事例として出す(パワーポイントのフォーマットが箇条書きになっているのはビルゲイツの失態とのことです・・・笑)
→箇条書きをできるだけ避けるようにガー先生はおっしゃっているので

●グラフなどを示すとき、聴き手にデータを探させてはダメ!(一発でわかるようにする)

●ステージの端っこではなく、真ん中に立つ重要性を説き、そのためには工夫も必要(例えば手元PCをど真ん中に置くことで自分が必然的に真ん中に行くようになる)。

90分という短い時間でしたが、非常に濃密な時間でした。

そして、終了後、年甲斐もなく学生に割って入って本にサインをいただき、写真をとってもらいました・・・



そして、もうひとつ驚いたことが、今の学生さんにとってプレゼンの機会は非常に多いということ。

そして、その手法を学ぶことに非常に積極的であること。

講演の中のワーク中に隣の京大の学生さん(よく考えると20歳くらい違うんですよね・・・)からもそういうお話を聞かせていただきました。

そして、質疑応答が最後にもあったのですが、めちゃくちゃ積極的です、みなさん!

ちゃんと英語で質問するし。

(ガー先生の英語、非常に聞き取りやすいです♪)

おっちゃん、盛り上げるために、英語で質問したろか~、と思ってたけど、まったく必要なかった(笑)。

だいたい、この講演自体が学生さんによる企画運営ですからね・・・

また、こういう機会があるそうですが、これはオススメですね。

土砂降りの中、行った甲斐がありました♪

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